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【雑学】過給エンジンにおける自動車税制度

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この時期は毎年憂鬱ですよね。

そう、自動車税です。

Twitter界隈でも自動車税に関するツイートを時々見かけるようになりました。

 

今回は自動車税について、機械系エンジニア&車好きである私が思う事をつらつらと書いていきたいと思います。

 

 

目次

日本の自動車税制度の概要

まず、そもそも日本の自動車税は、どのように税額が決まっているかというと、

その自動車のエンジンの排気量で決まります。

この排気量とは、エンジンが2回転するごとに排出するガス体積を示しています。

 

なぜ2回転なのか?というと

一般的な自動車のエンジンは、2回転に1度、燃焼しているからです。

(1気筒あたりで)

細かいことはエンジンの専門知識が必要かなのでここでは割愛します。

 

 

本題に戻りましょう。

排気量を、ものすごくざっくりと説明すると、排気量=パワーの大きさです。

 

つまり、自動車税は

パワーのある車=贅沢な車

に乗ってる人は多く払ってくださいね、

という仕組みになっているのです。

 

ここまでが、日本の自動車税の仕組みです。

 

過給エンジンの自動車税について

ここからは自動車税に関して、

私が長年疑問に思っている事について紹介します。

私の疑問、それは、過給エンジンの税額です。

 

 

まずは過給エンジンについて説明しましょう。

通常の過給していないエンジンでは、大気圧状態の空気を燃焼室に吸い込みます。

一方で過給エンジンの場合は、捨てるはずだった排気ガスのエネルギー(ターボチャージャー)、または燃焼によって生み出した運動エネルギー(スーパーチャージャー)を使ってまず空気を加圧します。そしてその加圧された空気を燃焼室に吸い込む仕組みとなっています。その結果、より多くの空気を吸い込むことが可能になり、通常エンジンに比べて大きなパワーを生み出すことができるのです。

 

 

ここで自動車税の話に戻ります。

 

過給エンジンの場合、自動車税のルールである排気量、つまりエンジンが2回転するごとに排出するガス体積というルールに当てはめると、確かに、通常の過給してないエンジンと同じ税額を課せられようになっています。

なぜなら、空気を加圧したからと言ってガスの体積が増えるわけではないからです。加圧して増えるのは単位体積当たりの質量ですから。

 

 

しかし、排気量が大きく、大きなパワーを持つ贅沢エンジンは、税金も高額になる、という考えが自動車税の根底にあるのであれば、排気量が小さくても大きなパワーを出せる過給エンジンも、贅沢エンジンであると言え、税金も高額にするべきではないだろうか?

これが私の考える過給エンジンに対する疑問です。

 

過給エンジンは贅沢しながら少ない税金で済むという、いわば抜け穴なのです。

 

 

そうは言っても現状のルールでは間違ってないので文句を言っても仕方ありません。

 

エンジニアである筆者が考える自動車税制度

私ならこうしたい自動車税制度

ここからはエンジニア目線で、私ならこうするという案と、世の中に導入されている例を一つづつ、紹介したいと思います。

 

私ならこうする案

 排気量と最大過給圧力で決める。

 

これに関しては先程の私の過給エンジンに、対する疑問を解消しつつ、さらに現行の制度を最大限活用する、という考え方になります。

 

先述したとおり、過給エンジンでは空気を圧縮して、燃焼室に空気を押し込み、通常の過給してないエンジンよりも大きなパワーを生み出しています。

ですので、どのくらい空気を圧縮しているか、を示す過給圧力を指標として付け加えることによって、通常の過給してないエンジンに比べて、どのくらいパワーを追加して出せるのかを、ざっくりとですが見積もることが可能になります。そしてその指標を使って税金を上乗せすればいいのではないでしょうか。

 

例えば、最大過給圧力が大気圧の2倍なのであれば、排気量を1.5倍として換算する、というようにすれば、現行の仕組みのように過給エンジンが優遇されることなく、課税することが可能になります。

 

 

 

世の中に導入されている自動車税制度について

次に、世の中で導入されている自動車税制度の一例をご紹介しましょう。

 

これはヨーロッパの一部の国で、すでに導入されている考え方です。

その制度とは、馬力で税額を決めるというものです。

 

馬力=パワーですので、

大きな排気量=大きいパワー=高い税金

としている日本の税制とも大きくかけ離れているわけではありません。

さらに排気量が小さくてもパワーが出せる過給エンジンにもしっかりと課税されるしくみになっています。

一見、シンプルで理にかなっているように見えますが、私は反対ですね。

 

その理由はメーカーの技術進化が止まってしまう懸念があるからです。

パワーだけで決めていまうと、これ以上頑張ってパワーを出しても税金上がって売れなくなるしなぁ、という感じで、大きなパワーを出そうとメーカーが頑張らなくなるのではないでしょうか?

 

一方で前者の私の考える案であればその心配はありません。

小さな排気量と小さな過給圧であるにも関わらず、大きなパワーを生み出せたら、税金も安くて楽しい走りを実現できます。これは他のエンジンより売れますよね?

 

つまり、私の考える案であれば、現在の過給エンジンの持つ抜け穴を潰しつつ、メーカー間の競争意識も維持できるのです。

 

 

終わりに

と、まぁいろいろ書きましたが、

コロナの給付金だの

9月入学制の導入だのと

言っているこのご時世に、自動車税制なんか二の次、三の次でしょうけどね。

 

というわけで今回は自動車税に関するお話をしました。

今年もお支払いを忘れないようにしましょうね。

 

 

 それではまた。