新入社員のみなさん
そろそろ仕事を任され、本格的に業務を開始しているころだと思います。
・自分は一人前になれるのだろうか。
・どうやったはすぐに成長できるのか。
と悩んでる人は多いのではないでしょうか?
私もサラリーマンですが、現在仕事を非常に楽しめています。
その理由を考えてみたところ、新人時代の仕事のやり方によるものが非常に大きいということに気が付きました。 いろいろなビジネス書にも書いてあることですが、入社後の3年間は、今後の社会人生活を大きく左右します。
つまり、将来仕事を楽しめるかどうかはこの最初の三年間にかかっているのです。
というわけで、今回は、仕事を非常に楽しめている私の経験を基にした新人時代における、おすすめ仕事の進め方をご紹介します。
それではさっそくやっていきましょう!
とにかく量をこなす!
私は新人時代、与えられた仕事に関しては、正直よく内容を理解していない状態で、やり方だけを覚えて仕事をしていました。本当にこれであっているのか?という不安を抱えながらではありましたが、とにかくアウトプットを出すことに重きを置き、仕事をこなしまくりました。
その結果以下のメリットに気が付きました。
新人時代に量をこなすことによるメリット
・多くの失敗に出会える
・多くの解決手段に出会える
・仕事が早くなる
失敗をしていいわけないと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。人間的に成長したり仕事のノウハウを得るためには、一度失敗するのが最も手っ取り早いからです。
新人時代に任される仕事なんて、失敗してもたいしたことはありませんし、新人の失敗なんて誰も気にも止めていません。
実際私は、量をこなすためとは言え、内容を深く理解しないまま、仕事をしていたことによって、非常に多くの失敗をしました。しかし、それで評価が落ちたことはありません。むしろ、より多くのことにチャレンジしている、という高評価のみが残っていました。
どんどんチャレンジして失敗すればいいのです。たくさん失敗することで、先程挙げたように、多くの解決手段に出会え、どうすれば失敗しないのか、というノウハウも身につき、最終的に仕事が早くなるのです。
というわけで、ここからはより多くの仕事をこなしていく上で、心が得ておくべきことについてご紹介したいと思います。
量をこなすための三つのアドバイス
計画を立てるのに時間を使うな!
もしかすると、新入社員研修で、
なにか仕事を始める際は、しっかりと計画を立ててから進めましょう。
とかなんとか言われたかもしれませんが、私としては、入社直後の時期に計画なんてほとんど立てる意味がないと考えています。
計画を立てる際に重要となるのが、バッファです。
バッファとは、仮に物事がうまくいかなかったときのことを想定して、あらかじめ余裕時間を確保しておくことを言います。
何も知識がなく、どれくらいで仕事ができるようになるのか、どんな失敗が起こり得るのか、その失敗はどのくらいで解決できるものなのか等がわかっていない新人時代には、どのくらいバッファをとっておけば良いのかなんて、わかりようがありません。
そんな状態で立てた計画にはなんの価値もありません。
どうせ最初は計画通りにいかないのですから、計画はそこそこに実際に手を動かしていったほうがよっぽど生産的です。
クオリティを過剰に気にするな!
仕事をしていると必ずなにかしらの資料を作る必要があります。自分が行った仕事の結果をまとめたり、今後こんなプロジェクトが必要だ、というプレゼン資料であったり。
これは新人時代だけに当てはまることではありませんが、仕事が遅い人は、この資料作りに無駄に時間を費やしてしまう傾向があります。
パワポでアニメーションを作ってみたり、フォントにこだわったところで、それはだいたい自己満足で終わります。
私の同僚で資料作りにやたらとこだわる人間がいます。以前彼が上司に結果を報告する際に、こだわりにこだわって作ったページであるにも関わらず、上司に完全スルーされていました。
その結果、彼は本来の報告内容から外れ、この資料はこんなにこだわって作ったんだ、という報告を始めてしまいました。もはや笑うしかありませんでした。
頑張って作ったとしても受け手が何も感じなければ意味がありません。さらに、私の同僚のように、こだわりすぎた故に意味不明な方向に向かってしまいかねません。
資料作りは、完璧を求めようとせず、ある程度まで完成したら、一度上司にレビューしてもらうことをオススメします。どんなに頑張って作った資料でも、新人のうちは何度かやり直しを食らうものです。どうせやり直すのであれば、経験も知識も豊富な、上司の意見を取り入れてから直した方が良いものができるに決まっています。
仕事をもらったら、このことは必ず意識しておきましょう。
上司のアドバイスはすぐに取り入れろ!
なかなか人の意見を取り入れられない人は意外と多いものです。
ここでは、アドバイスを受け入れておかなければ、仕事をこなすことができない厳しい理由をご紹介します。
私の会社の昇級試験では、将来的に自社に必要となる技術や戦略を論文にして提出する、という形式が取られています。そしてその論文は、自分ひとりで完成させる必要はなく、上司、先輩に相談しながら作成することを許可されています。
私の一つ上の先輩は、何度も上司に相談し、アドバイスをもらっているのにも関わらず、「いや、私はこうしたいのです。」の一点張りで、ろくに聞き入れなかったそうです。その結果、論文の中身も、文章構成めちゃくちゃな論文となっていたようです。
当然、結果はNG。(この話は、翌年試験を受ける私のために、反面教師となるように、上司がこっそり教えてくれたものです。)
上司は何度も何度も試験に合格して、上司になっているのです。
いわば試験の達人です。その達人の意見よりも初めて試験を受ける人の意見が正しいわけがないのです。こんな当たり前のことに気づけていたら、私の先輩は試験に受かっていたと思います。
一方私は、こんなことを書いているくらいですから、上司の意見を遠慮なく取り入れ、無事試験を通過できました。
その結果、悲惨なことが起きたのです。
当時、先程紹介した先輩と私は、非常に似たような仕事をしていました。上司からすればどちらに仕事を振っても良い状況は多々ありましたが、多くの仕事が私のほうに回ってくるようになりました。
以前、私は上司に確認したことがあります。
私「なぜ私にばかり仕事をふって先輩にはふらないのですか?」
上司「あいつは頑固で人の意見を聞かない。君のほうが、柔軟に対応できるから。」
とおっしゃっていました。
アドバイスを聞かないというのは、その時限りの話では終わらないのです。上司から悪い印象をつけられてしまえば、当然仕事が回ってきません。その結果、経験値を積むことができず、全く成長できない人間になってしまうのです。
試験を例に挙げましたが、実際の仕事でも基本的には同じです。アドバイスは素直に聞き入れることでこのような悲惨な事態は簡単に回避できるのです。
ただし、注意点が一つあります。
会社にはいろいろな人が在籍しており、その中には正真正銘の仕事ができない人も存在しています。誰からの意見も取り入れる必要はありません。そういった人は無視してOKです。なるべく早くそれが誰なのかを見極め、距離を取っておきましょう。
終わりに
今回は社会人として成長するには量をこなすしかない。
そして量をこなしていくための三つのアドバイスをご紹介しました。
社会人生活は非常に長いものです。仕事は楽しいものだと思えなければ、なかなか続けることは難しいと思います。仕事を楽しめるかどうかは、自分がどれだけ仕事ができるかにかかっています。幸い私は社会人人生を非常に楽しめています。これを読んでくださった方が一人でも多く、楽しく仕事ができるようになることを願っています。
引き続きこのブログではサラリーマン向けに情報を発信していきます。