サラリーマンにとって最大の敵。毎日の通勤ですよね。
ニュースなどで取り上げられるサラリーマンの通勤風景を見て
・満員電車で毎日通勤するのは嫌だ。
・会社に拘束される生き方はしたくない。
・家族と過ごせる時間を増やしたい。
・時間に縛られない自由な働き方がしたい。
そんな想いから、転職や起業をしようとしている人は多いのではないでしょうか?
しかしながら、この数か月で、世の中は劇的に変わりました。
在宅勤務が当たり前のように導入され、サラリーマンの働き方も大きく変わりつつあることは、皆さんもご存じのはずです。
私も、在宅勤務を始めて早いもので2か月程度が経ちました。そのなかで、通勤がなくなったという、当たり前のメリットに加え、在宅勤務には様々なメリットがあることに気が付きました。一方で、在宅勤務には、そのようなメリットだけではなく、デメリットも存在しているということを感じています。
この記事では、私が感じた在宅勤務のメリット7つとデメリット3つをまとめてご紹介します。
在宅勤務をしたことがない方や、学生さんにとって、実際のオフィスと在宅での働き方の違いを、リアルにイメージできるものになっていますので、是非最後までご覧いください。
それではさっそく本題に入っていきましょう!
在宅勤務のメリット7つ
トイレ難民から解放される
オフィスで仕事をしていて、急にお腹が痛くなったこと、誰だって一度はありますよね?そしてトイレにダッシュしたにも関わらず、個室が全部埋まっていた、なんてこともあったと思います。(想像しただけで、冷や汗が出てきますね。)
ここで質問です。
皆さんはオフィスの個室トイレの数に決まりがあることをご存じでしょうか?
実はオフィスの個室トイレの数は法律で決まっています。
その規則というのが、男性トイレの場合、
男性従業員60人以内ごとに、個室トイレが1つ以上ないといけないということになっています。
60人で一つですよ?!少なすぎると思いませんか?
実際私が働くオフィスでは、同じフロアに150人程度の従業員がいて、男性用の個室は3つだけです。技術職のため、ほぼ男性なので、約50人で一室を奪いあっていることになります。一応、法律は犯していませんが、割とぎりぎりを攻めていると言えますね。こんな状態なので、当然私は頻繁にトイレ難民になっていました。
在宅勤務だとそんなことはまずありえません。なぜなら、家に自分しかいませんから。好きな時にトイレに行ける。ウォシュレットもある。他人からウイルスをもらう可能性も非常に少ない。メリットだらけです。
在宅勤務者が増えたことで、オフィスから人は減っているため、オフィスでのトイレ難民は減っているとは思いますが、それでもやはり本来の目的であるウイルス感染のことを考えると、これは最も大きなメリットであるといえるため、一番最初に掲載しました。
消耗品の購入頻度が減る
通勤をしているとどうしても、靴がすり減ったり、靴下に穴が開いたりといろいろなものを消耗していくものです。通勤がなくなったことで、これらを定期的に買い替える頻度は劇的に減ると思われます。
私の場合、毎年クールビズが始まるタイミングで、半そでのワイシャツを購入していたのですが、こちらも買う必要がなくなりました。
さらに夏場で言えば、通勤でかいた汗を処理するために、デオドラント商品を購入している人は多いと思います。しかし、在宅勤務ではそもそも汗をかくことはありませんし、少々臭いがしたところで気にする人は誰もいません。当然そんな商品を買う必要もなくなるわけです。
そのほかにも、身だしなみを整えるための整髪剤や洗顔料、女性の場合は化粧品など、通勤があるというだけで非常に多くのものを消耗しているものです。
これらがなくなることによる金銭的メリットは非常に大きいと言えるでしょう。
いつでも筋トレができる。
筋トレが健康上に良い影響を与えるということは、もはや常識となりつつあります。そのため、PC更新時の再起動待ち、会議と会議の隙間時間など、サラリーマンをしていると、どうしても発生してしまう暇な時間に、筋トレをしたいと考えているひとは多いのではないでしょうか?
しかし、オフィスにそんなスペースは当然ありませんので、ただただ時がたつのを待つしかありません。
一方、在宅勤務ではなにもかもが自由です。
私は隙間時間が1分でもあれば、即座に椅子から転がり落ちて腹筋&腕立てをしています。
在宅勤務を始めた当初は通勤がなくなる分、太るだとうなと思っていました。しかし結果は真逆で日に日に筋肉がキレを増しています。
さらに副産物的な効果として、筋トレ直後は集中力が向上することを実感しています。その結果、会社に出社していたときよりも、アウトプット量は確実に増えていますね。
これはやらない理由が本当にありません。
※筋トレ直後は若干テンションがハイになっていますので、そのノリで会議に突入すると、周りと温度差を感じてしまいます。その点だけは注意してください。
好きなBGMを流せる
仕事をしていると、無心で作業をすることってよくありますよね。そんなとき、オフィスのように、周りに雑音があったりすると、なかなか集中できないという人は多いと思います。また、在宅勤務であっても、車の音や子供たちの声で集中を妨げられることがあります。
そんなとき、私はYouTubeやAmazonミュージックで好きなアーティストの音楽や、作業用BGMをながしたりしています。
誰もいない空間で好きな音楽を聴きながら仕事をする。控えめに言って最高です。
音楽を流していることによって集中力が高まり、アウトプットも早くなるので、これは本当にオススメですね。
ノリノリで仕事ができる。こんなに楽しいことはありせんよ。
空調設定が自由
大勢の人が働くオフィスでは当然、暑がりさん、寒がりさんがいます。
その結果、空調温度をめぐる戦いが勃発します。みなさんも一度は経験があるのではないでしょうか?
当たり前ですが、在宅勤務になれば、こんな争いとは無縁の人生を送れるようになります。
さらに温度だけではなく、加湿器で湿度を調整したり、空気清浄機も使ってしまえば、とてつもなく良い空気環境で仕事ができるようになります。
その結果、体調を崩すことも少なくなり、仕事のアウトプット量を増やしていくことにも繋がっていきます。
こちらも非常に大きなメリットであると言えますね。
コーヒー代がものすごく浮く
一日中ぶっ通しで働くなんてことはあり得ませんよね。仕事の息抜きのために、自販機でコーヒーを買って飲むという人は多いのではないでしょうか?
1日に1本、必ず缶コーヒーを飲んでいる人の場合、毎月缶コーヒーに
130円×20日=2600円も使っていることになります。
私の場合は、1日2本飲むこともありましたから、毎月ほぼ3000円は使っていたでしょうね。
つまり年間36000円もコーヒーに費やしていたことになります。
本当にもったいないことをしていたと思います。
一方、在宅勤務をしている現在では、休日に近所の激安スーパーで900mlで80円のボトルコーヒーを買いだめして、仕事中に飲んでいます。
このスーパーのコーヒーを、私がオフィスで買っていた缶コーヒーの容量である260mlに換算すると、約23円になります。
自販機で買ったら130円するものが23円ですよ。
1か月飲み続けてもたったの460円です。
毎月2000円以上、年間で24000円の節約効果です。
コーヒーをよく飲む、という方は是非在宅勤務ができる環境に身を置くことをオススメします。
ネット通販が使いやすくなる
経済活動が自粛される一方、Amazonや楽天なんかの通販をより一層使うようになったという方は多いのではないでしょうか?
私もその一人ですし、私の妻もそうなりました。
その結果、ほぼ毎日、何かが家に届けられます。
こんな状況で、毎日オフィスに出かけていては、なかなか商品を受け取ることができず、無駄に再配達の連絡をすることになっていたでしょう。
しかし、在宅勤務でいつも家にいるわけですから、荷物を受け取れないなんてことは、ここ数ヶ月で一度もありません。
楽しみに荷物を待っているときに、荷物よりも先に不在票を見つけてしまうあのガッカリ感。これを感じなくなるのは、在宅勤務の大きなメリットです。
さらに荷物の再配達は社会問題化していた部分もありますから、それが在宅勤務の普及で解消されるのは喜ばしいことですね。
ここまでが私が感じている在宅勤務のメリットまとめです。
在宅勤務のデメリット3つ
ここまで在宅勤務のメリットばかりをお伝えしてきたわけですが、いくつかデメリットも存在しています。ここでは私が感じたデメリットを3つご紹介します。
家事、育児の負担が増える
これは家族を持っている人にしか当てはまらないものですが、通勤が無くなり、家にいる時間が増えると、必然的に家事負担が増えます。
先日、在宅勤務をしているお父さんが、小学生の子供を学校に送り届けたあと、もう一人の子供を保育園に預けるのを忘れていまい、車内に子供を一人で放置したまま、家で仕事をしていた、というニュースがありましたよね。
あってはいけないことですが、このお父さんは、在宅勤務で少し生まれた余裕を家事に充てた結果、このようなことになってしまったのだと感じています。
私も在宅勤務になり、これまで妻にお願いしていた子供の保育園の送り迎えを担当するようになったので、とても他人事とは思えませんでした。
在宅勤務は、不慣れなことが急に増えるということ覚悟しておく必要がありますね。
口がうまく回らなくなる
在宅勤務をしていると、ほとんど人と会話することがありませんので、いざ会議で話をしようとしたときに、これまでと同じように言葉がスラスラと出てこなくなります。
ただでさえ、オンラインで相手の様子を伺うことができないのに、さらに会話する能力まで落ちてしまっては、仕事を進めていくうえで大きなデメリットとなります。
家族がいる方はなるべく家族と会話をし、会話力が落ちないように心がけましょう。
水道、光熱費がかさむ
在宅勤務のメリットととして、エアコンや空気清浄機を好きなように使える、ということをご紹介しましたが、これは家庭の電気をより多く使うことを意味しています。
空調関係だけではなく、パソコンやモニターの電気代、トイレを使うことによる水道代など、オフィスで働いていたときよりも、水道、光熱費がどうしてもかさんでしまいますね。
私の会社では現在在宅手当として、そのような光熱費を補助する制度を導入しようとしていますが、すべての会社にあてはまるものではないと思いますので、在宅勤務を始める際にここはよく確認しておく必要があるでしょう。
終わりに
というわけで、今回は在宅勤務がサラリーマンの仕事の様式にもたらした変化についてご紹介しました。
いくつかのデメリットはあるものの、圧倒的にメリットの方が上回っていると感じている方が多いのではないでしょうか?
在宅勤務の継続および新規導入の発展を願って、今回はこのへんで。
それではまた次回!!
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