インターンシップを計画している大学生へ。
「第一志望の会社の雰囲気を知りたい。」
「就活を有利に進めたい。」
「面接での話のネタにしたい。」
このような想いから、インターンシップを計画している人は多いのではないでそうか?
この記事はそんな人のための記事です。
私の所属する会社では積極的にインターンシップの受け入れを行っており、私自身、これまでに何人も、インターン学生の指導をしてきました。
その中で、是非一緒に働きたいと思える人から、ちょっと同じチームでは働きたくないな、という人まで多くの人を見てきました。
インターンシップに応募する企業が、第一志望の会社であることがほとんどだと思います。その企業で働きたくて、インターンシップに応募したのに、逆に企業から低い評価をもらうことは絶対にあってはいけません。
そうならないように、この記事では、
・インターンで評価を落とす学生の特徴
・インターンで評価を上げる学生の特徴
・学生のこんな能力が見られている
この3つをご紹介します。
インターンシップに参加する際の参考にしていただければ幸いです。
それでは早速やっていきましょう!
インターンで評価を落とす学生
まず始めに、インターンシップで評価を落とす人の特徴をご紹介します。
ここに当てはまる人は、本当に行くべきなのかをよく考えることをオススメします。
行くことを目的にしている

はっきり言って、このパターンの学生は非常に多いです。
きっと就活を有利に進めるために、インターンシップに参加したという事実を作りに行こうとしているのでしょう。
しかし、そのようなモチベーションで参加しても、ただただ時間の経過を待つだけで、なんの意味もない時間になります。
そんな理由で参加するくらいであれば、大学の研究を少しでも進めていた方が就活には有利でしょう。
本当に第一志望なのであれば、
就活でのポイント稼ぎなどではなく、
「少しでも会社の雰囲気を吸収したい。」
「入社後すぐに活躍できるようにスキルを少しでも吸収してやろう!」
こんなことを考えてインターンシップに来るのが普通ではないでしょうか。
参加したという実績作りのためだけに、インターンシップに行くのはやめておきましょう。指導者はその程度のこと、簡単に見破れますから。
社会のルールを守れない

これを社会に出ていない学生に求めるのは少々心苦しいですが、インターンシップに参加するからには、最低限の社会の常識は身に着けておきましょう。
・あいさつをしない
・寝坊して遅刻
・仕事中に居眠り
当たり前のことですが、インターン中にこれらは絶対にしないように気をつけましょう。
また、社内だけではなく、社外にいるときにも注意が必要があります。
例えば、仕事に遅れそうだからと言って、道路を無理に横断したりしてはいけません。
たとえインターン生であっても近隣住民からすれば、あなたは立派な社員にみられているわけですので、そのような行為を会社の評判を落とすことに繋がります。
会社の評判を落とすような人間に良い評価がつくわけありませんよね。
極度のあがり症の人

インターンシップは参加して終わりではなく、インターン中の成果を報告する場が設けられることが一般的です。
私がこれまで指導した人の中に、普段の取り組みは非常にまじめで、やる気もあって優秀な学生が一人いました。
しかし彼は報告会で極度に緊張してしまい、ほとんど何を言っているか入ってきませんでした。
会社のお偉いさんも多く出席していたため、全く緊張しないというのは不可能だと思いますが、私が指導した彼は、本当に極度すぎる緊張をしてしまったのです。
指導者である私は、彼がまじめで優秀な人間であることはよく理解できていましたが、初めて見る上司たちからすれば、
「彼は大丈夫なのか?」
という心配をするのは当たり前です。
当然、就職に向けてプラスの材料にはならないでしょう。
とはいえ、インターンに参加するメリットは数多くあるのも事実。
私が指導した彼ほどのあがり症はそうそういないと思いますが、ある程度自覚がある方は、是非、人前で話す練習をしてから、インターンに参加しましょう。
インターンで評価を上げる学生
次に、インターンシップで企業から良い評価をもらえる学生がどんな特徴があるのかをご紹介します。どうしてもインターン先に就職したいという方は是非参考にしてください。
やりたいことを明確化できている
やはり本気で第一希望の会社にインターンシップに来る学生は、その会社で将来どんな仕事をしたいかを明確化できていることが多いです。
その結果、インターン中においても
その仕事はどんなことをしているのか
どんな能力が求められるか
など、聞きたいことが山ほど出てきます。
たくさん質問してくる学生はやる気があるように見えますし、本気でその会社を目指しているからこそ、的を得た質問をしてくることも多い。
必然的に優秀な学生に見えるというわけです。
インターンに参加する際は、
この会社で働きたい、ではなく
この会社でこんなことをしたい!
というところまで明確化してから参加しましょう!
仕事に創意工夫が見られる
仕事を進めていくうえで、当然やる気は重要ですが、それだけですべてがうまくいくわけがありません。
考えて行動する、無駄な作業は自動化する、など自分なりの創意工夫をすることは社会に出たら当たり前のように求められる能力です。
そんな能力を学生のうちにしっかりと身に着けている。
プラス評価が付くに決まっています。
学ぶことへの意識が高い
はっきり言って、会社に入れば意図的に勉強しようとしなくても、業務をこなしていくだけで、ある程度知識は習得できることでしょう。
しかし、文字通りある程度までです。
自分の能力では乗り越えられな壁にぶち当たったとき、それを解決するためには勉強して自らの能力を上げる以外に解決する方法はありません。
しかし、日本人は一日平均6分しか勉強していないと言われています。
たったの6分です。
平均でこれですから、大多数の日本人はほとんど勉強していないことになります。
つまり、壁にぶち当たったときに、勉強して自力で乗り越えていける人は日本にはほとんどいないということです。
そんな背景があるなかで、学生のうちにしっかりと勉強する癖を身に着けている人は、本当に貴重な存在と言えます。
当然、インターン先からすれば、欲しくてたまらない人材になるわけです。
インターンシップは本気を出せば本当にいろいろなことを勉強できる場です。
是非、少しでも多くの知識、経験を習得してやるんだという気持ちで臨むようにしましょう。
学生のこんな能力が見られている
前節で紹介した評価される学生の特徴3つをご紹介しましたが、そのほかにも、起業が学生を見る際の評価ポイントがいくつかありますのでご紹介しておきます。
コミュニケーション能力
社会人として当然求められる能力です。
この能力がないと、他部門の関係者や、お客様とのやり取りがうまくいかないだけでなく、自職場の上司や先輩とのやりとりもうまくいきません。
その結果、わからないことを教えてもらうことすらできないという状況になります。
そんな人間が会社に入って大きく成長できる見込みはありません。
このコミュニケーション能力は企業が最も重視している能力と言えるでしょう。
ストレス耐性
仕事をしていると、自分の思い通りにいかないことは多々あります。
仕事だけでなく、子育ても始まれば、身体的、精神的な負担は相当なものです。
これらのストレスによって、精神を一度壊してしまうと、修復するのにはかなりの時間がかかると言われています。
会社にとっては、長期間休まれるというのは大きな損害ですので、できればそのようなリスクの大きい人は採用したくないと思うのが普通でしょう。
よほど負荷がかかるような環境で仕事をしていれば、仕方ありませんが、たかだか1か月程度のインターンシップで挫折しているような人を、企業が欲しがるわけがありません。
ここで、ストレスに弱いと自覚している学生に一つアドバイスです。
インターン中に困難なことがあったら、それはチャンスと考えましょう。
その困難に立ち向かう姿を見せることで、あなたの評価がぐっとあがるはず。
こう考えておけば、気持ちも少しは楽になりますよ!
人を頼る能力
社会に出ると乗り越えられないような壁は数多く存在しています。
そしてその壁を自分ひとりで突破できる人は一握りの精鋭です。
つまり多くの人は、周りの人を頼りながら仕事をしているのです。
この人を頼ることが苦手な人は、必然的に困難な壁を乗り越えることが難しくなります。
人を頼りにするというのは、プライドが邪魔したりすることもありますが、社会に出るとそんなものは邪魔にしかなりません。
相手が年下であっても、頼るべきところはしっかりと頼る。
こうゆう姿勢を持っている人は、どんどん仕事を進めてくれる人材となりますので、企業からしても欲しい人材であると言えるでしょう。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
これからインターンに行こうとしている方にとって、少しでも参考になっていれば幸いです。是非、ここに書いてあることを意識し、あなたのインターンシップを実りあるものにしていきましょう。
私のブログでは、サラリーマンに関わる多くの情報を発信しています。
興味があれば、その他の記事も読んでみてくださいね。
それではまた!!