「毎日同じようなエクセル作業をしている。」
「もっと業務を効率的にこなしたい。」
このような悩みを抱えながら仕事をしている人は多いのではないでしょうか。
この記事はそんな人のための記事です。
私は今でこそ、プログラミングが自らの特技と言えるほどになっていますが、始めた当初は何から始めてよいのかまったくわかりませんでした。
そんなときに、0から手取り足取り教えてくれるサイトを探していましたが、そんなものはありませんでした。
私のように始めたくても、始め方がわからなくて困っている人は多いはず!という考えから、プログラミングを始める第一歩をアシストするための記事を書くことにしました。
というわけで、この記事では、エクセル業務を自動化する方法についてご紹介します。(エクセルにはマクロと呼ばれる作業を自動化するツールが標準で搭載されておりますので、今回はそのマクロの始め方についてです。)
なにかエクセルを使って業務改善したいと考えている方は、ぜひ最後までごらんください。
それでは早速紹介していきましょう!
マクロの始め方【開発タブ】を表示
マクロを始めるためには、まず開発タブを表示させる必要があります。
開発タブを表示させる手順は以下です。
1.エクセルを開いたときに一番上にあるファイルタブを選択
2.左下のオプションを選択
3.左側のリボンのユーザー設定を選択
4.右側の開発というところにチェックを入れます。
5.OKで閉じる。
これで第一関門突破です。
エクセルの画面の上のほうに開発タブが表示されいることを確認してみましょう。
マクロを記述する準備が整ったので、早速マクロを作ってみましょう。
今回は2通りのやり方をご紹介します。
マクロ作成①!【マクロの記録】
まずはマクロの記録という機能を使ってマクロを記述してみましょう。
まずはじめに、以下の画像に従って、マクロの記録ボタンをクリックします。
すると以下のような画面が出てきます。
マクロ名はなんでもOKです。
ここはOKを押してください。
あとはなんでもよいので作業を行ってみてください。
今回は以下のようにデータを打ち込みました。
作業が終わったら記録終了を押します。
たったのこれだけで、自動化処理が記述できています。
どのような命令文が記述されているか、確認してみましょう。
以下の画像を参考に、①マクロ⇒②編集を押してみましょう。
すると以下のような画面が出てきたと思います。
これこそが先ほど行った作業を記述したプログラムになります。
この記述を自由自在にできるようになれば、ほとんどすべての作業は自動で実行することが可能になります。
これが1つ目のマクロの記述方法です。
マクロ作成②!【自らコードを記述】
次はマクロの記録機能を使わないで、自らコードを記述する方法についてご紹介します。
まずは開発タブのなかの左端にある
【Visual Basic】をクリックします。
すると以下のウィンドウが現れますので、下の画像に従って、標準モジュールを選択します。
すると以下のようなウィンドウが出てきます。
ここが自動化コードを記述していく場所になります。
今回はさきほどのマクロの記述で行った処理と全く同じ処理を記述してみます。
たったのこれだけです。
1つめで紹介したマクロの記録機能をつかって記述したときと比べてかなりすっきりしていますね。
マクロの記録も便利ではありますが、エクセル内部のことしか記録できないため、できることが限られてしまいます。
一方、コードを自分で記述できるようになれば、デスクトップ上にフォルダを作成したり、必要なファイルをコピーしてきたりできるようになります。
とっかかりはマクロの記録でも全く問題ありませんが、慣れてきたら自分でコードを記述していくことをオススメします。
いずれにせよ、これでマクロの記述が完了しました。
マクロを動かしてみよう!【マクロの実行】
コードの記述が終わったところで、このマクロを動かしてみましょう。
以下の画像を参考に、①マクロ⇒②実行を押します。
(今回は1つ目の手法で作ったMacro1を実行します。)
すると、以下のように、先ほどと全く同じ作業を繰り返してくれます。
非常に簡単ですね。
以上が、マクロの実行方法のご紹介でした。
終わりに
いかがでしたでしょうか?思っていたよりも簡単だったのではないでしょうか。
今回はたった4つでセルを入力するだけでしたが、これが何十、何百というデータを扱う場合では、このようなスキルを使えるかどうかで、仕事の効率が大きく変わってくることは言うまでもありません。
もちろん、今回のようなセルにデータ打ち込むという簡単な作業だけではなく、データをコピーしたり、数式の計算をしたり、マクロを使えばどんな作業も効率化できます。
エクセルは誰もが使っているツールです。
これを使いこなせるだけで、職場で一目置かれる存在になることができます。
私のブログでは、今回のようなエクセルの便利な使い方から、ちょっとマニアックなプログラミングソフトの使い方まで幅広くご紹介しています。
プログラミングに興味のあるかたは、是非その他の記事も読んでみてください。
それではまた!
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